中村です。
少し前の図書館ネタで話題にした児童書を紹介させていただきます。
今関信子さんの『国をつなぐ奇跡の鳥 クロツラヘラサギ』です。ツバメ関係の本を探していたので、正直ノーマークでしたが、タイトルを見て迷わず借りてしまいました(笑)。子どもにマイナーなクロツラをどう紹介しているのか非常に興味が湧いたので。
内容は、クロツラの越冬地である熊本県八代市と、繁殖地である韓国の、それぞれの小学校が交流する話から始まります。ついで、韓国の繁殖地の話や多摩動物公園での飼育・繁殖の試み、北朝鮮の研究者も含めた交流の話など多岐にわたってました。恥ずかしながら知らないことも多く非常に勉強になりました。
特に気が付かされたのが、クロツラが減少した原因の一つが朝鮮戦争であること。確かに繁殖地は朝鮮半島にあり、考えてみればその通りなのですが、そこには全く気が付いていませんでした。また、東京の多摩動物公園にクロツラがやってきたのが1989年と意外と最近であったこと。現在は順調に増えていて、人が入れるケージで見られたり、葛西臨海水族園にもやってきたりしていますが、当初は人工繁殖に苦労されたことを知ることができました。さらに、シベリアムクドリにつけられた足環をめぐる奇跡のような物語についても初めて知りました(この話は『アリランの青い鳥』という本になっているそうです。昔、聞いたことがあった気がするのですが、探して読んでみようと思います)。
現在、クロツラたちが暮らす東アジアの国々は、微妙な関係にあります。この先も「出口」は全く見えず、研究者の交流もどうなるか分かりませんが、まずはこういう歴史があり、それを支えた人々がいたことを多くの方に知っていただきたいと思います。大人ならあっという間に読めると思いますので、クロツラ好きの方はぜひご一読ください。(忠)
※今関信子(2015)「国をつなぐ奇跡の鳥 クロツラヘラサギ 日本・韓国・朝鮮の架け橋」汐文社.
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