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セッカの声@江戸川河川敷

 中村です
 今日の午前中は篠崎の子ども未来館で打合せでした。
 その帰り道、遠くに「ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・」とセッカの声が聞こえてきました。少し距離があったのですが、久しぶりに姿を見たかったので、灯りに集まる蛾のようにフラフラと声の方へ歩きます。街中で気づいたのですが、ずっと鳴き続けてくれ、結局、江戸川の河川敷までたどり着きました。土手を登り、草刈り作業中の方々がいる間を抜けて声のありかにたどりつき、ようやく!というところで鳴き止んでしまいます。
 せっかくなので鳴いていたあたりの環境をみると、こんな感じ。手前の草地の中でごそごそやっていました。
 セッカは最近では鳥類園でも東なぎさでもほとんど記録されないので、区内でこのような環境は非常に貴重だと思います。

セッカの声@江戸川河川敷_c0403273_21465079.jpg

 5分かそこら待っていると、一瞬だけ鳴き、さらに5分ほど経つと空高く飛びたちながら囀り、下流の方へ飛んでいきました。残念ながら写真は撮れませんでしたが、小さなICレコーダーで録音をしておきました。帰ってから、声に気が付いた場所から、実際に鳴いていた場所までの距離を測ると、おおよそ500mでした。スズメより小さな体で、遠くにまで声を届けられるものですが、数少ない相手を見つけるために必死なのでしょうね。
 恐らく繁殖シーズンはもう終わり頃だと思うので、また来年鳴いているか確認したいと思います。どなたか見ている方いらっしゃいますか?(忠)

Commented by セッカLove at 2020-08-03 15:22
旧江戸川の対岸に住んでいる者です。
浦安富士見地区の旧江戸川沿いには護岸工事を免れた葦原が数百メートルほど残っていて、毎年セッカが渡って来ていました。
しかし数年前、護岸工事が再開され、葦原は刈り取られ、河べりは鉄板と岩で覆われて、それ以降セッカの声を聞かなくなりました。

臨海公園のようにまとまった緑地であれば、「貴重な自然、保護しよう」となるのですが、このような小さな葦原は人間からしたら役に立たない雑草の茂った土地に過ぎず、そこを貴重な住処としている生き物のことなど顧みず、アセスメントも行わずに簡単に改変されてしまうことが残念でなりません。

セッカが減って来たのは妙典のような大規模な湿地が失われたこともあると思いますが、同時に川沿いに点在していたちょっとした葦原が安易に潰されていったことの積み重ねにもよるのではないかと想像しています…。
Commented by TokyoWildlife2020 at 2020-08-03 21:32
セッカlove様
コメントありがとうございます!こんな地味な記事に反応してくださる方がいるなんて感激です!
まさにおっしゃる通りで、なんでもなく見えてしまう環境に暮らしている生きものもいるのですが、その価値を伝えるのがなかなか難しいんですよね。江戸川区の生物多様性地域戦略でもあれば、そこでぜひ注目してほしい種にあたると思いますが・・・。
しかもセッカは葛西臨海公園でも繁殖はしておらず、23区内では繁殖している場所は少ないのと、おそらく河川敷で保全エリアになっていないのでは?と思っています。
これからも注目していきたいので、情報交換をさせていただければ幸いです。(忠)
by TokyoWildlife2020 | 2020-07-29 21:58 | 葛西・江戸川区 | Comments(2)

伊達と酔狂でフリーランスになったネイチャーガイド中村忠昌のブログです。地元東京(特にラムサール条約登録地・葛西海浜公園)で、日々見つけた野鳥を中心に昆虫や植物などのいきもを紹介します。時々お仕事の話も。   ※このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。


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